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Re(1):フランス留学のための口座開設と送金方法について教えてください 山田譲（オーナー） - 13/7/9(火) 1:28 -

ゴーヤさん、ようこそ。

>今年の９月から来年の５月まで大学生の息子がフランスに留学します。
>
>現地での生活費として１００万円～２００万円ほどを予定しています。
>他に後期の宿泊代として５０万円ほど必要ですが、直接大学に支払うのか
>留学エージェントの支払うのかはまだわかりません。

>１．フランスで口座開設後、まとめて送金をして、その都度引き出す。

この３つから推測すると、すでに最大250万円程度のお金を用意されていると考えます。
そうすると２つのことが気にかかります。

１．現在のユーロレートが来年5月まで同じとは限りません。
現在の円ユーロレートでユーロに両替し、支払い額が円安によって増えることが無いようにすることをすすめます。

２．フランスの事情はわかりませんが、最近短期留学の場合銀行口座の開設が難しい国が増えています。フランスで確実に銀行口座を作れますか？
（例イギリス　参考情報　イギリスでの銀行口座開設がむずかしくなった？
　　http://kaigaisokin.seesaa.net/article/148518213.html　）
留学先の学校、現地の日本人向け掲示板を探して状況をたずねてみることをすすめます。

>２・フランスで口座開設後、光熱費や携帯代など毎月必要な金額などをまとめ　　て送金し、普段の生活ではクレジットカードが使えるところはクレジット　　カードを使う。

普段の生活ではクレジットカードを使うとのことですが、ゴーヤさんは日本のクレジットカードのことを言っていると思います。

一般的にはフランスでのクレジット利用履歴がない人がフランスでクレジットカードを持つのは難しいでしょう。
一方、日本のクレジットカードを使うと、今後の円ユーロレートの動きによって5月までの必要額に過不足が生まれる可能性があります。

しかし現地の銀行に口座を作れるなら、たいていの銀行がデビットカードを発行しているでしょうから、このカードで支払うと良いでしょう。
そしてATMから現金を引き出すこともできます。

>次に、ビザ申請のため、本人名義で現地で引き出せる日本の銀行口座が必要
>です。そこには、一旦留学費用・生活費などまとまった金額を入金しなくてはなりません。

留学に必要なお金があることを証明する必要があるのでしょう。
これに対応するには２つのパターンがあります。そしてふさわしい銀行も違ってきます。

１．本人名義で必要でなおかつその本人口座から海外送金するなら、ネット上で送金先登録ができる日本の銀行を利用する必要があります。と言うのはフランスに銀行口座が作れるとしても送金先登録は、フランスで銀行口座ができてからになります。
ネットで送金先登録ができる銀行でお勧めは、シティバンクと三菱東京UFJダイレクトです。
　参考情報　シティバンクの利用
　http://kaigaisokin.seesaa.net/category/2421213-1.html
　三菱東京UFJダイレクト
　http://kaigaisokin.seesaa.net/category/17442805-1.html

２．ビザ申請用の残高証明が作れたら、その後は親の口座へ戻して親が送金する。
どこの銀行でも良いですが、近くに新生銀行があるならお得に両替できますし、FXを使った海外送金にも便利です。
　参考情報　新生銀行の利用
　http://kaigaisokin.seesaa.net/category/4292813-1.html

>送金方法は、現地に着いてから本人が送金依頼をする場合と、
>日本で両親が送金依頼をする場合の違いは何ですか?

10万円以上を海外送金するときは、基本本人が確認書類を持参して銀行窓口から送金手続きする必要があります。しかしシティバンクや三菱東京UFJ銀行は、手間と時間がかかってもネット上から送金先登録、送金指示ができます。）
息子さんご本人が送金するなら、これらの銀行を選ぶことをすすめます。
つまり息子さんが現地に着いてから送金依頼するなら、ネット上で送金先登録と送金指示ができる銀行を選ぶ必要があります。
〔参考まで〕
シティバンクや新生銀行以外に楽天銀行も、ネット上で送金先登録と送金指示ができます。
http://www.rakuten-bank.co.jp/geo/?l-id=top_T_130308_CO173

しかし、
　　・送金限度額が1回100万円相当額、1ヶ月200万円まで
　　・必ず円預金からユーロに両替してからの送金になる
　　　　（楽天銀行のユーロ普通預金からは送金できません。）
さらに
　　・留学先の学校に提出する英文残高証明を出してくれるか
などを考えると、ちょっと扱いにくいと思います。

次に、フランスで銀行口座を作れない場合についても考えて見ましょう。
（確実に銀行口座をつくれるなら問題ありません。それでも当面必要なユーロ現金程度は用意しておきましょう。）
日本で円で置いたままにすると、円・ユーロレートの変動によって来年5月までのユーロでの必要額が違ってくることを予想しておきましょう。

それを避けるには、

１．今からユーロ預金にしておき、必要に応じて円に戻して日本の海外で使えるクレジットカード、VISAデビットカードの決済をする銀行口座へ円で入金します。。

２．留学に必要な額に相当するユーロ額をサイバーエージェントFXで買建てし、必要になるつど売り決済する。
円安になれば利益になりますが、キャッシングに必要な円での追加額は利益分と同じになります。反対の場合、売り決済すると損失になりますが、送金する円で特になる額は損失額と同じになり、為替リスクをヘッジできます。）

息子さんがフランスで銀行口座を持てなくても、学校への支払いは日本から直接学校の口座へ送金することもできるでしょうし、日本のクレジットカードなどで支払うこともできます。

いずれにせよ２つ以上の送金方法を用意して、少々のトラブルが起きても対応できるように計画することをすすめます。

以上わかりにくい説明ですが、参考になればうれしく思います。